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真空式ドラムドライヤー

真空式ドラムドライヤー

 ドラムドライヤーを用いた乾燥は溶剤回収率が高く、同時に残渣(乾燥物)を大幅に減量でき、また扱いやすい形状にし、廃液の再生に不可欠な不揮発分の除去を効率的に行います。
 真空式ドラムドライヤーは従来の常圧式ドラムドライヤーのメカニズムを真空チャンバーの中にコンパクトに組み込み、減圧下での連続運転を可能とした画期的なドライヤーです。

 

特徴

  • 真空下で乾燥するため、低温での操作が可能であり熱分解が防止できます
  • 乾燥時間が短く、熱に敏感な物質の乾燥に適しています
  • 蒸発と乾燥の2つの単位操作を1つの機械で処理するため、合理的かつ高収率に処理可能です
  • 他の諸型式の乾燥機と比較して熱効率が非常に優れ経済的です
  • 機内に残液がなく、最後の一滴まで処理できます
  • 性能上の調整範囲が広く容易ですので、一人でも数台の管理が容易です
  • 熱硬化性樹脂に対しても処理が可能です
  • 防爆仕様が可能であり、有機溶剤の回収が可能です

 

用途

  • 不揮発分を含む使用済溶剤からの溶剤回収、特に熱硬化性樹脂に有効
  • 不揮発分を含む廃液の減量化
  • 乾燥製品の生産設備

概略図

 装置は図に示すように回転ドラムと原液供給部および成膜部、乾燥物を掻き取るスクレーパーにより構成されます。ドラム内部にはスチームを導入し、ドラム表面を加熱、蒸発面とします。原液をドラム表面に供給し、蒸発濃縮すると同時に薄膜状に付着させ、速やかに蒸発乾燥します。乾燥された不揮発分はスクレーパーにより、連続的にドラム表面より掻き落とされ、伝熱面を強制的に更新します。

 

 

装置導入事例

 

A社  溶剤回収メーカー 
不揮発分を含有する廃液からの溶剤回収システム
 
処理量 500 kg/h
  不揮発 約8.4%
  溶剤 MEK、トルエン他
  伝熱面積 6.0㎡(ドラム表面積)
  大きさ 4700×4200×H6300mm